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    マクベス ネタバレつき感想(前編)

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      それではお待たせいたしました。
      ネタバレつき感想です。
      盛大にネタバレしていますので、
      知りたくない方は観劇後に読まれることをオススメいたします。



      畳みます。






       

      もう一度言いますが、ネタバレしていますので
      嫌な方は読まないでくださいね。






      当日レポでも書きましたが
      劇場内に入ると、客席が取り囲む形で中央に六角形の舞台。
      その周りには、黒いジャケットを着て、顔を白塗り、目の周りをパンダメイク(笑)した
      ちょっと不気味な男の人たちが立っています。
      お客さんに席の案内などをしています。
      あとで気付きましたが、みんな舞台を務める役者さんでした。

      時間になると、市川しんぺーさんと福田転球さんが舞台の上に上がり
      上演に関する説明を始めます。
      (「市川しんぺーです」「福田転球です」と本名を名乗ります)
      椅子の横に、ところどころにあるビニール傘についても説明をしてくれます。
      この傘、自分の席の右側にある人だけ、扱う権利があるのですが
      私は3回とも右側にあったので、3回とも扱いましたー(^^)v

      さて、説明をしようとすると、客席から大きな女性の声で文句が。
      これ、魔女役の3人が客席に最初から座っているんです。
      平田敦子さんなんか客に話しかけたりしてますよ(笑)
      おかげで、最初から長塚さんの狙った「魔女目線でマクベスを見る」という気持ちにさせられます。
      ちなみに、私は3回目の時、魔女の江口のりこさんの隣りの席でした。
      脚がほっそい方でしたが、開演前に話しかける勇気はありませんでした。
      平田さんだったら話しかけたんだけどな〜ww


      さて、前口上が終わると、客席から3人の魔女が出て行きます。
      そして客電も落ちて芝居が始まります。
      ダンカン王(中島しゅう)が戦果を確認する場面。
      ここで、前の記事に書いた、小松さんと斉藤さんが王の息子役で出てくるんです。
      小松さんが王子様だということを、肝に銘じてごらんください(笑)

      次に、マクベスとバンクォーが奥から現れるシーン。
      もう、マクベスは現れるなりステキ。(←色眼鏡)
      顔がやや白塗りしてあって、目の周りなども少し不気味メイクです(役者さんは全員そう。)
      逆立った髪で階段を下りてくるさまは、姑獲鳥の夏の京極堂を思い起こさせます。
      そして、やっぱり何より声がいいです。もう本当に声がいいです。(2回言った!w)
      これはもう、劇場なり、テレビ放送なりで実感してください。

      この後、3人の魔女の予言を聞くわけですが
      この時の堤さんのビミョーな表情の変化の演技をお見逃しなく。
      今回とても細やかに、そしてとてもわかりやすく、顔の表情を作っていると思いました。
      最終的に、極悪人になってしまってからは無表情になるんですが
      そこへ至るまでの各シーンでは、心の機微を本当に丁寧に表情であらわしていたと、私は思いました。

      マクベスが舞台の上で一人ぼっちになってしまい、
      怯えた表情でうろつくシーンが、2〜3回あります。
      魔女の予言をどうとらえたらいいのか悩むところ、
      ダンカン王の暗殺をしようかするまいか悩むところ、等。
      その時の表情、身体の動きや姿勢などに、注目していただきたいと思います。
      非常に哀れだし、狂気を感じます。そして一方では滑稽です。
      どうしてあんな複雑な気持ちをこちらに伝えることができるのでしょうね。


      舞台はこの後、マクベスの屋敷になったり、魔女が集う荒野になったり、いろいろな場面をあらわします。
      非常に凝った造りの舞台です。
      特に、マクベスの屋敷として使うシーンでは
      舞台の周りが少し低く掘ってあるのですが
      そこを役者が歩くと、回廊を歩いているように見えます。
      そこを歩き回るのがとても印象的。
      マクベスだったり、夫人だったり、殺された人の亡霊だったり。
      みんなの前でいい顔をしていたマクベスが、本性を出した顔で歩いていたりします。
      この廊下を歩くところが、もしかしたら後ろの方の席からはよく見えないかもしれない。
      後半で、バンクォーの亡霊にマクベスが怯えている時
      "カァン、カァン" と聞こえてきますが
      あれはダンカン王の亡霊がその回廊を歩きながら、柱を叩いて鳴らしているんです。
      あれ、ちょっと見えにくいかもしれない。いいシーンなのに。

      また、舞台の床面が開いて、そこから下へ階段で下りて消えていけるようになっていますが
      そこへ下りて行く堤さんが、いちいちかっこよかった(笑)
      マント風の衣装の時なんか特に、
      舞台でセリフを言ったあと、マントを翻して、その穴へダダダダッと駆け下りて行きます。
      躊躇なく華麗に下りて行くのです。かっこいいです。


      常盤さんとのキスシーンは、
      もうほら、追いつめられているマクベスですから、まるで噛みつくようです(笑)
      スタジオパークでも流した、なぜか常盤さんが馬乗りになるシーン。
      (ここ、馬乗りになる必要あるか?と思ったんですけどw ビジュアル的には美しかったですが)
      キスをして心を決めて、ハッと後ろを振り向いてセリフを言い
      また夫人としゃべってキスをして、またハッと顔を上げてセリフを言い・・・という
      揺れ動きながらも心を決めて行く様子がいいな〜と思いました。
      (ただ常盤さんの演技は・・・・それじゃあマクベスがそこまでの決心はしないでしょう、というような 
      一本調子で心に響かないものだったので
      受けの堤さんが自分で「決心」へ持っては行ったけど、残念な感じでした。
      これが本当に、ぞっとするような演技のできる女優さんだったら、だいぶ違っただろうに・・・。)

      テレビで流したあの馬乗りシーンの後、舞台を下りて歩いていくのですが
      客席の真ん前で常盤さんをぐいと引き寄せ、もう一度キスをします。
      あれ・・・目の前で見たかったな〜(笑) 引き寄せ方がかっこいいんだもの。
      私のところからは(どの回も)あまり良く見えなかったので。
      ちなみに場所は、ZV列の奥側です。

      常盤さんとのシーンで私が好きだったのは
      バンクォーの亡霊に怯えて晩餐がめちゃくちゃになり、お客が全員帰った後
      2人で話をしている場面。
      夫人が「あなたに足りないのは眠り」みたいなことを言うと
      マクベスが疲れ切ったようすで、「眠ろう・・・」と言って夫人に手を差し出します。
      その後、少しセリフを言いながら、夫人の側へ歩み寄ります。
      夫人が手を差し出すのですが
      マクベスはその手を取らず、一人で歩き去ってしまいます。
      運命共同体であり、ダンカン王を2人でたくらんで殺した共犯者であったのに
      王となり、権力を欲し、バンクォーを殺し、罪悪に怯えるマクベスは
      いつの間にか夫人にも心を閉ざし、
      独り自分勝手な孤独の殻に閉じこもってしまったのでしょうかね。
      夫人も、運命共同体だったマクベスが見えなくなったことで、その後精神を病んでいってしまうのでしょう。
      その後、有名な夢遊病のシーンにつながっていきます。
      またマクベスも、夫人が亡くなったと聞いても何の感情も湧かないような人間になってしまいます。
      その、心が離れて行ってしまうキッカケのシーンのように思えました。
      哀しいシーンでした。


      長くなるので、いったん切ります。 
      続きは後編にて。



       
      posted by: 観世 | 感想・レポ「マクベス」 | 15:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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