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「るつぼ」 楽日前日公演感想

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    JUGEMテーマ:堤真一

     

    さて、携帯電話事件はショックでしたが、気を取り直して

    簡単に今日の感想を書いておきましょう。

     

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    17:30ですでに真っ暗、森ノ宮ピロティホール入口。

     

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    お花ありましたー!

    霧吹きで水をかけた形跡あり。楽日まで大切にしてくださってありがとうございます!

     

     

    今日の席は、前後は真ん中よりちょっと後ろ、左右は真ん中ブロックの通路脇。

    見やすい席ではありましたが、やっぱりちょっと遠い。

    私より後ろの席の人は、顔も見えないし声も届きにくいでしょう。

    ピロティホールは左右も広くて、前回「アルカディア」の時に一番右端で、全然舞台の熱が伝わってこなかったのですが

    今回も端っこだったらそうだったかもしれない。

    もう一回り小ぶりな劇場でもいいのかもしれないな。

     

    衣装が(ステキなんだけど)みんな似ていて

    少女たちもほとんど一緒(アビゲイルだけは真っ赤でわかるけど)、

    検事や牧師、地元の名士など裁く側の人々もほとんど一緒。

    私はかなり予習をしていったので、わかりましたが

    初見の人にはわかりにくいかも。登場人物も多いし。

     

    また、非常に心理描写が大切な作品だと思うのですが

    やはり遠いと顔がハッキリ見えなくて、少しもったいない。

    堤さんの今夜の、ラストの渾身の演技なんか

    表情が見えると見えないとでは大違いだと思う。(たぶん今日泣いてた)

     

    舞台セット、絵画のようだという評判をよく聞きましたが

    とても美しかったですね。

    舞台前面に、四角い枠があります。これが額縁のような効果を出していますね。

    ほぼ真四角に舞台を切り取る、おもしろいデザインです。

    奥が、扉が閉まるような装置になっていて、そこから出てくるのは普通ですけど

    そこに少女たちが象徴的に消えて行ったりするのも、印象的でした。

     

    またピロティホールは天井がとても高く、

    スモークをずっと薄くたいて、ライトの光線が見えるようにしていたので

    高いところから差すライトがとてもキレイで効果的でした。

    サイドからの明かりでは、窓やドアを通して外が明るい様子、夜が明けていく様子が表現され、

    時には登場人物の立場を区切るようなライトづかいもされています。

    ライトの色はシンプルな白を多用。良かったと思います。

     

     

    1幕はセリフの応酬がメインでしたが、

    聞きながら、よくできた脚本だなぁと思いました。

    いろんな状況をわかりやすく混乱させながら(←矛盾してるけどそうなのだ)

    どんどん事態は悪いほうへ行く。何を言ってもベクトルはマイナスへマイナスへ進む。

    砂の山が波で削られて崩れていくように、状況を崩していきながら、セリフ自体は多重構造で構築されている。

    よくできた脚本。

    だから、前半に関していえば、それほど第一級の役者でなくても、うまく持っていける気がした。

     

    しかし後半はそうはいかない。

    後半の役者の力量、熱量はすさまじいものだった。

    本当に見ごたえがあったし、息苦しくなるほどの圧力だった。

    堤さんはもちろん、松雪さんの静かで強い(ジメジメしたという表現がよく合っている!)演技、

    溝端くんもきれいでよく通る声でよかった。(もうちょっと追い詰められてもよかった)

    小野武彦さんもさすがのスカシっぷりというか。声も良くて。

    そしてやはりジャイルズが素晴らしかった。レベッカ・ナースも素晴らしく、年配のベテラン俳優のすばらしさに胸打たれた。

    パンフレットの対談のところで、堤さんが

    ジャイルズのことを思うと泣いてしまう、などと言っていたが、わかる〜〜〜(;;)

     

    それから、アビゲイルの華ちゃん。よかったー。

    よかったけど、もっと近くで見たかったー。

    明日は近くで見るので、華ちゃんと堤さんについては明日見てから詳しく書きたい。

     

    あ、あと群舞すばらしかった。さすが育世さん。

    曲も不安をかきたてる怖い音楽で、その恐ろしさを増幅させる不気味な取り憑かれダンス。

    不気味だけどかっこいい。

     

     

    2幕のオープニング

    堤さんがテーブルに乗り、左右に華ちゃんと松雪さんが立っている。

    ものすごく美しく、堤さんもカッコイイ。とても舞台らしい演出。

    それから最後、アビゲイル華ちゃんが机の上に乗って机ごと下手に退場し

    プロクター堤さんは捕まって人に押さえられるようにして上手にハケていく。

    そのときにアビゲイルにつかみかかろうとするプロクター。叫びながらプロクターに手を伸ばすアビゲイル。

    そうして二人、かみしもに消えていくのだが、そこも良かった。

     

    とても「舞台らしい」見栄、立ち位置の美しさ、わくわく感などが、散りばめられた作品で

    演劇らしさが堪能できる舞台だと思いました!

     

    最後をちゃんと見られなかったこともあるし(;;)

    表情もあまり見えなかったこともあるし

    ストーリーも役者さんの演技もとても良かったので

    明日また見られるのがとても楽しみです!

     

     

    明日はいっぱいスタオベしたい!!

     

     

     

     

     

     

    posted by: 観世 | 舞台「るつぼ」 | 01:20 | comments(2) | trackbacks(0) | - |

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      コメント
       
      2016/11/06 11:54 AM
      Posted by: なっちゃん
      もう一度観れる観世さんが羨ましいよ~
      一度だと見逃してる部分理解してない部分もあると思う
      素晴らしい舞台だけに何度も観たかった

      朝日先行なので朝日放送で番宣あり映像全部撮ってるみたいなんてすが今のところ映像化されて放送する予定どこも無さそうで…何度も観たいよ~

      堤さん泣いてるけど私も涙は見えませんでした。
      でも何度も拭いてたので
      声は最後尾でも聞いた話しでは届いてたようです

      カテコの堤さん今回凄く満足そうな顔だと東京公演観た人達が言ってたけど
      私もそう思いました笑ってくれてる
      カテコ3回あり2回目に私は立ちましたよ3回目は、ほぼ全員立ち
      ラジオで堤さんに大阪人に、わかるかな?って言われたけど分かったよ~(笑)

      感想また書きます大千秋楽、楽しんで来てくださいね~!

      2016/11/07 10:53 AM
      Posted by: 観世
      > なっちゃん さま

      2回見られて、本当にうれしかったです!
      すばらしい舞台でした。

      映像、残ってますかね。放送してほしいですよね!
      堤さんもすばらしいけど、あの作品は現代社会にも通じる問題点をたくさん含んでいて、
      見た人みんなが考えさせられる作品だと思います。
      まぁ、ちょっと重苦しいけどね(^^;)

      カテコではとても満足そうに、やわらかく微笑んでいました。
      満足されている感じが伝わってきて、こちらもうれしくなりました。
      大阪は全日満員御礼だったとか。良かったです。









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